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同人誌における性表現

かれこれ 15年、、いや 20年くらい前から同人誌の世界に触れていて、事あるごとに避けて通れないなーと痛感するのがこの問題です。

と言うことで、今日は豊島公会堂で行われた「同人誌と表現を考えるシンポジウム」に行ってきました。

自分の頭の中がまだまとまってないので、だらだらと印象に残ったことを殴り書きします。

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このシンポジウムは、2006年に設置された「バーチャル社会のもたらす弊害から子供を守る研究会」などの状況から、同人誌を含めた表現の自由が制限されるのではないか、という危機感から企画、開催されました。(ちと端折り過ぎか。URL の内容が消えることもあるので、以下に引用します。)

昨年4月警察庁生活安全局の諮問機関として「バーチャル社会のもたらす弊害からこどもを守る研究会」が作られ、携帯電話のフィルタリング、ゲーム・まんがの「有害性」について、様々な議論が行われました。そして、昨年12月に公表された、本研究会の最終報告書においては、様々なメディアと共に同人誌及び同人誌即売会が取り上げられるということになりました。このような公的機関の報告書に「同人誌」が取り上げられるのは、極めて異例のことです。

こうした状況の背景には、近年、書店販売やネット通販の普及により、これまで即売会会場まで足を運ばなければ目に触れることのなかった同人誌が一般社会に浸透しつつある事が挙げられます。それにより、これまで「同人誌」ということで許容されてきた表現が外部の目に触れることで、様々なトラブルを生じかねない事態も懸念されるようになっています。

このような状況にどのように対応していくべきなのか、もう一度同人誌の現状を見直し、表現の有り方を問い直すとともに、同人誌での自由な表現を守っていくためには、どのような理論と実践を進めていくべきなのかを議論する場として、標記のシンポジウムを開催することといたしました。

このシンポジウムでは、同人誌即売会関係者にとどまらず、マンガに関する有識者や、専門書店・印刷所などの業界関係者にも集まっていただき、幅広い形での議論をしていきたいと考えております。

第一部は同人誌の印刷/即売会の運営/販売を行っている書店などの代表者たちによる、現場からの報告です。

サークル参加者に限らず、同人誌をよく知る人が常日頃感じているように、同人誌の性表現の規制は商業誌より厳しいくらいです。その善し悪しはともかく、公権力から介入を受けないためには仕方ないことで、各方面の努力の賜物なんだろうなーと、私は漠然と理解していました。

性表現で問題となるのは、猥褻でないか(猥褻と判断されるものは誰に対しても売ってはいけない)、18禁のゾーニング(誰の目に触れる/手に渡るかの管理)が出来ているか、の二点です。

ここで意外だったのが、想像以上に彼らが連携していて、猥褻表現についてはすでに様々な手を打っていることです。特に印刷所が即売会運営側と実データをやりとりして確認、調整していることは、今回のシンポジウムで初めて知りました。同人誌は好き勝手やっているように見えながら、実は三重くらいのチェックが入っていることになります。現状は、こういった現実が知られていないこと(広報不足)が大きな問題かも知れません。

ただし、18禁のゾーニングについては、現状不安を感じている人たちを説得しきれるだけの材料は出てこなかったなーと言うのが私の印象です。#一般書店での商業誌にしたって、現実問題としては管理できてないように思われますが、、、


第二部は、第一部の内容を受けて、性表現の裁判において弁護側に立った有識者を中心に、今後の方向が探られました。

第一部の内容を聞いた第二部のパネラーも私と同じく、想像以上にきっちりと手が打たれていることが印象に残ったとのコメントが多かったように思います。

肝心の方向性については、きつい洒落が利いた自分の思いが先走るコメントが連発されて議論は若干発散気味でした。(面白くてもっと聞きたくなるくらい(笑))

が、表現を守ろうという立場の人たちが集まっての討論ですので、自ずとその方向性でまとまりました。これだ!っていう結論が出たわけではありませんが、問題を考え続けなければいけないって言う雰囲気の醸成まではできたんではないでしょうか。そもそもそんな簡単に結論を出せる問題ではないですしね。

大雑把に自分なりにまとめてみます。

まず、ベースとなる考え。

社会との関わりがある以上、ある程度の規制がかかるのは仕方がない。しかし、規制の基準があいまい故に表現の幅が広がり、豊かになっている現状がある。そこをがっちり決められてしまうと、表現する側が萎縮してしまいどんどんその幅が狭くなっていく。これは何があっても避けなければいけない。

では、どうすれば良いのか。

いやだいやだと駄々をこねるのではなく、世間にある程度受け入れられる努力が必要(どこかで聞いたことがある台詞ですね(^^; )。その具体的なツールとして法律があり、その解釈においては世間の関心事へ常に注意を配り、受け入れられるよう努力を続ける必要がある。

また、必要な対策を十分に行っていることや、規制をしたって誰も幸せにならないことを積極的にアピールしていかなければいけない。

これは表現の自由を守るための責任だ。

となるでしょうか。

内容には基本的に賛同できるのですが、世間へのアピールが必要な点については、パネラーの皆さんの認識はまだまだ低いと感じました。商業主義が跋扈する世の中ですから、うるさいくらいに売り込んでちょうど良いと思います。なんら恥ずべきことはないのですから、ここも世間に合わせれば良いのです(笑)

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日本の文化は必ずしも美しいものばかりではありません。個人的にもこれはちょっと勘弁、、ってものは多い(^^; でも、これほど豊かで面白い文化は、作ろうと思っても、なかなかできるものではありません。長期休暇のたびに日本のあちこちに旅行してますので、実感しています。

自分の興味は人工知能にあり、成人向け同人誌を作っているわけではありませんが、表現の自由が脅かされれば、規制の対象になる可能性が十分にあります。

自分の活動がどれだけ影響を与えるかと言えば大したことはないでしょうが、世の中にある表現の幅のすみっちょにマークが付くくらいの貢献をすると共に、その自由が脅かされないようにしていきたい。今日のシンポジウムを終えて、私はこう思うのです。

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2007年05月20日 01:36に投稿されたエントリーのページです。

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